タイ 第2章へ
第一章
日中の照り返しが過酷でならない。ベランダの真下は、トタン屋根。2階の全客室に高温多湿が
襲い掛かる。

部屋にいても、ベランダに出てても変わらない。室内は薄いベニヤ板一枚で仕切られているだけ
の鼠小屋である。

このゲストハウス昔から知ってはいたが、ほとんど関心を示さなかった。各室の扉らにマジックで値段が書かれている。「シングル80、ダブルで120」そこを一人で泊まれば100バーツである。

当時あのジュライホテルに泊まれた値段であり。設備のわりにはものすごく割高であった。が、ここのゲストハウスすごく不思議なところで、80年代から一度も値上げをしていない。

てなわけで最近これ以上安い宿はバンコックに存在しないので、ここに常泊させてもらっている。

その昔は、下の階に噴水があり、緑麗しき太い大樹が聳え立っていた。上下ともに客室だった。
トタン屋根も無く結構涼しかった覚えがある。現在下の階は倉庫にされている。
写真掲載本人許可済 カオサン界隈 PCゲストハウスにて