タイ>楽宮旅社

金の北米 女の南米 歴史のアジアに耐えてアフリカ なにもないのがヨーロッパ
問題外のオセアニア 豊かな青春 惨めな老後
 楽宮旅社の壁の落書きより。


谷 恒生の小説バンコック楽宮ホテルの舞台となった、名門中の名門ホテル。
1977年フアラポーン駅横の、タイソングリートが閉鎖された後西洋人旅行者は
マレーシアホテル界隈へそして日本人はこちらに流れてきたらしい。その後
バブル期頃より時代はジュライホテルに移って行った。


この旅社には懐かしい思い出があった。
3階のある部屋には、覗き穴があった。大きな水槽に水を満たした大浴場があり
そこで沐浴する女人の裸体を観察したことであった。


そして、谷 恒生が逝ってしまった。その後を追うようにこの旅社も逝ってしまった。

END