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 絶対絶命

今寝る前の晩酌中です。酔いながらその昔窮地に陥ったことを思い出して腹抱えてわらってます。-----90年代のことだがワンボックスカーに商品を積み込み日本全国を行商していたことがあります。一部上場の量販店でアクセサリー売ってました。売るといっても一店舗一週間くらいのペースで次から次へと店舗を移動するんだけどもねなんせ売り物が1000円均一の安物なんだけども「指輪やらネックレスやらブレスレット」やらようするに催事業者です。客層がご婦人なんもんで、どこの店舗でも売り場は婦人売り場でござんした。よく色とりどりのパンティーやらブラジャーやらに囲まれて、さらに試着室のまん前とかもありました^^:売り子も女性、客層も女性。担当マネージャモ女性「女、女に囲まれた」あの重圧はすごいものでした。一に清潔ニに清潔三四がなくて五に清潔の世界でした。おなじネクタイを二日間しめつづければ、運悪いと会社にクレームが行きます。そんな環境で数年仕事したわけですが、ものごとオグラートに包まないこの俺でもずいぶん女にはお世辞いうことができるようになりました。そんである日の外は吹雪の寒い、寒い秋田県の某土崎港店でのことです。店内は暖房がきいていて暖かく客もまばらでチョウヒマな昼下がりのことでした。食後ということもありアクビの連続でした。その時腹にガスが溜まり我慢できない状態でした。あいにくと前日から腸のぐわいが悪くて、屁がものすごく臭い状態でした。なにげにした屁があのこびりつくよな臭さ、おもわず自分の屁でありながら、我慢し切れずに逃げ出してしまいたくなる臭さです。あの時も売り場にいながら必死に堪えていました。がもう限界にたしっていました。トイレに行くべきか迷っていました。売り場の周りを見渡すと運良くだれもいませんでした。客もマバラ。売り上げもほぼ0円状態。この状況だと仮に今屁をして、あのこびりつく臭い匂いが消え去るまで絶対にだれも売り場にこないという安心感がありました。トイレ行くのも面倒だし。ヨシと思いもう一度「右ヨシ。左ヨシ後ろヨシ」安全確認も万全でした。おもいっきり屁をぶっぱなしました。ぶっぱなした瞬間猛烈な臭さが襲ってきました。ウワ臭い、売り場から離れようと思ったまさにその瞬間に安全確認したはずが、、なんと「うらわかき乙女がレジの前にいるではありませんか。「すいませんコレください」俺は内心うわーチョウやばいどうしようと思っていたその瞬間でした。1秒前までは天使のような笑顔をしていたそのうらわかき乙女は急に苦痛に耐えられない顔つきに変身。もう俺は穴があったら入りたい心境でした。そのうらわかき乙女はおもむろにハンカチをルイビトンのバックからとりだして鼻を覆いはじめました。乙女の顔は真っ赤になり、天井を見上げ、ハンカチで鼻を押さえながら苦痛に満ち溢れていました。第三者からみたらサリンでもばら撒かれ、絶対絶命の窮地にたたされた被害者のようにみえたことでしょう。やがて匂いも薄らぎ、消え去り乙女もなにもなかったかのように買い物してくれたので助かりましたがほんとに絶対絶命でした。もしあの光景を店長なり担当マネージャなりに発見され、ことの状況を把握されていたらと思うと冷汗ものでした。今では腹抱えて笑える思い出でした。ではおやすみなさい。