ベトナム>dalat
サイゴンからシンカフェバスのOPEN TOUR 最初の経由地がここダラットであった。カラット晴れわたった常夏のサイゴンから7時間、この地を踏みしめた瞬間季節が一瞬のうちに冬になっていた。その夜テレビの天気予報を見ていると明日の最高気温20℃最低気温10℃となっていた。 真夏の避暑地として開発されたらしいのだが、現代ではもっぱらベトナム人の新婚旅行のメッカになっている。 |
すべてが御のぼりさん料金になっていた。外国人だけでなく同胞であるベトナム人御のぼりさんから新婚さんまですべてに対して平等に料金が加算されるので外国人である私も妙に納得できて腹も立たなかった。 夕暮れ時ともなるとあちらこちらのホテルからすこしだけ、疲れた足取りで手を握り合い、体を暖め合うカップルたちが市場近くの屋台街に晩飯を食べに繰りだす姿が目に付きはじめた。それは一目で新婚さんだと分かってしまう。 その晩眠りにつきはじめた頃、異音で眠りから引き離された。眠気ざまこでなんだろう?と考えていた。両隣の部屋の壁から新婚初夜の正式な夫婦となる神聖なる儀式の音であった。 |