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2003年11月13日 日本人三人で、プノンペン市内のある代理店にビザの申請にパスポートを出した。26ドルということでキャピタルより2ドル安かった。翌日の発給だった。次の日パスポートを受取りに行くと発給地はプノンペンであった。有効期限は発給当日から2ヶ月間有効になっていた。

代理店に確認を取ると発給日から有効期間内に入国できて滞在期間は有効期間内までとのことであった。私のビザのカテゴリーはC1だった。が他の二人はカテゴリーがDとなっていた。
ある日本人がキャピタルからビザ申請をした。次の日の受け取りであった。彼のビザを見せてもらうと発給地はシアーヌクビルになっており、有効期間は発給日から3ヶ月間でビザカテゴリーはC1になっていた。

11月28日 朝7時 キャピトールツアーのバスがキャピレスより国境のBAVETに向けて出発した。ホーチミン[サイゴン」まで6ドルと格安のような気がしてならなかった。乗客は少なく一人で片側のシート二人分を占領することができた。今回のベトナム旅行は、プノンペンから日本人の友人一人が同行者であった。同じプノンペン市内の代理店でビザ申請したうちの一人である。もう一人はほんの3日前に一人淋しくサイゴンに旅立ち日程の関係ですでにサイゴンから飛行機で帰国した後であった。
午前11時ちょい前にレストランでの食事休憩があった。ここから1時間するか、しないかで国境まで到着であったここのレストランはメニューがいかにも妖しげな雰囲気を醸し出しており、その周りにはうまく出来たもので他に食事ができそうな店は見当たらなかった。念のためメニューに目を通した。

カンボジアの物価を知り尽くしている者にとって目の玉が飛び出るほど高額の値段が書き込まれていた。
どう見てもなにもない辺鄙なこの地で現地人相手では商売が成り立たないほどであった。人間模様を観察してみるとカンボジア人、ベトナム人は思ったとおり何も注文する人はいなかった。またバックパッカーの中でもトイレだけ借りて後は外で時間を潰す人と席に着きなにやら注文をする人とに別れていた。その数は半々といったところだった。

このサイゴン⇔プノンペン路線にせよ、他のプノンペン⇔シアーヌク、プノンペン⇔セェムリアップ路線にせよ、キャピタル側が受取るコミッションが乗客の飲食代に上乗せされるのでどうしても値段がつり上がってしまうのであった。この国の商習慣と言ってしまえばそれまでのことのように当たり前の出来事であった。
30分ほどの食事休憩であった。私は朝出発前にキャピレスでオムレツの食事を済ませていたし、ミネラルウオーターも買い込んでいたためサイゴン到着まで我慢することに決めた。レストランの周りをうろついているとちょうど学校帰りの娘さんたちが自転車をこぎ底抜けに明るい笑顔でこちらに向って走ってきた。タイミングがとてもよく無断で写真を撮らせてもらうことにした。
バスが再び国境目指して走り出した。1時間弱で到着した。バスを降り歩きで約5分のところにカンボジア側のイミグレーションに到着した。カンボジア側はとても簡単に出国スタンプが押された。

そこからさらに10分程度歩いたところにベトナム側のイミグレーションはあった。こちらベトナム側では入国にかなりの時間を要すことになった。出、入国、カードをもらうのにまず時間を要した。すべての項目を書き込み入国手続きに入るとまず入国スタンプをもらうのに骨が折れた。
二人いた係官の前には相当数のパスポートが積み上げられていた。かなり遅い速度で仕事をこなしていた。いらいらしながら自分のパスポートに入国スタンプが押されるのを外国人たちが待っていると後から来たベトナム、カンボジア人たちが、パスポートにいくらかの賄賂をはさんで係官に渡すと係官は外国人のパスポートをほったらかしにして賄賂入りのパスポートから入国スタンプを押していった。

次にカスタムに行かされた。3000ドル以上の現金を持っている時は申告しろと書いてあった。3000ドル以上の現金を持っていたので正確に書き込んであった。係官が現金を見せろと言うので、カウンターの前で見せようとすると係官はカウンターの前ではなく中に入り舞台裏で見せろと言ってきたので私は否定すると何度か舞台裏まで来いとせがんで来たが私は断固として否定を続けるしかなかった。毅然たる私の態度に根負けした係官はあきらめ、なにも数えずにスタンプを押した。

次に意味不明のHealth Quarantine certificate For on departure/arrival に1000リエル払わされた。領収書を見ると2000ドンの受領とあった。つまり4000ドン払わされ、受領は2000ドンである。差額の2000ドンの行方は何処に?

ベトナム側の国境モクバイになんとか入国できた。ここからサイゴンまではシンカフエのバスであった。約2時間ほどオフィースで待たされバスはサイゴンへと走り出してくれた。ベトナム側に入ると道は綺麗に舗装されていてとても快適であった。約2時間ほどで大都会サイゴン「デルタ通りのシンカフェオフィース」に到着した。

入国スタンプを見ると私は有効期限一杯の 04/1/14 まで滞在が許されていた。同行者の日本人は2週間の滞在が許されていた。他の外国人に尋ねるとプノンペン発給の私と同じC1で30日の滞在が許されていた。サイゴン到着後プノンペンから先に入国していたキャピタル申請のある日本人は、シアーヌク発給のC1で有効期限ぎりぎりの90日近くの滞在が許されていた。また彼の話によると帰国した私と同じ代理店で申請した二人のうちのもう一人がやはりDで2週間の滞在が許されていたらしい。同じプノンペン市内の代理店でビザ申請しても、値段からビザの種類から発給地。また同じ種類のビザでありながら、発給地や人により許される滞在期間がまちまちであった。さすがベトナム。今現在ベトナム滞在は2週間ならビザ免除ですので、すごい変化です。

その日の夜デルタ通り周辺のビヤホイ屋で1リットル3500ドンのビヤホイをたらふく飲み疲れきった体を引きずり宿に戻るとすぐに睡魔に襲われ眠りについた。